昨日から神経ネタになってしまいますが
ストレスからくる緊張は首や肩や脊椎に生じてくるのは
日々の臨床現場で感じていたこと。
身体はストレスを受けると
心身の不快症状が生命への危機と察知して防御しようとします。(防御反応(脳幹で起こる))
みなさんストレスを感じている時や怒りを感じている時
首や肩にすごい力が入っているのを感じませんか?
それすら感じてない方もいらっしゃるかもしれません。
一度イライラしてる時や誰かを怒鳴っている時に自分の身体に意識を向けてみてくさい。
体中に力が入っていることに気付くと思います。
その中でも肩や首にはすごい力が入っています。
施術をしていても首や肩に無意識で力を入れてしまっている方が本当に多いです。
寝てても力が入って常に緊張状態の方も多いかと思います。
頭と頸椎の境目のあたりに脳幹があるのですが
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ここから内臓や心臓、目や鼻、口、耳などの働きを調整する脳神経が出ています。
この脳幹に防御反応が生じることで
脳神経が支配する身体の部分に緊張やこわばりが生じでしまいます。
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なのでストレスで脳幹に防御反応が生じると肩や首をこわばらせ
脳神経が支配している部分をも緊張させてこわばらせてしまいます。
そして脳神経は自律神経とも深くかかわっているので
精神的な部分でも不調を生じたり
内臓の働きが悪くなったりしてきます。
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先ほど申した通り脳幹で防御反応を起こると
肩や首もこわばってきます。
それは脳神経の1つに副神経というのがあるのですが
この神経は肩こりに深くかかわる
僧帽筋や胸鎖乳突筋を制御する働きがあるので
ストレスで脳幹を刺激することで肩がこってくるのは理にかなった理由です。
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ではどうしたらよいの?
それは逆からアプローチしていけばよいのです。
口や鼻、目、耳などのこわばりをなくすことで
脳神経の緊張やこわばりを取っていくと効果的です。
よくあるのは内耳への音刺激などによるセラピーや
眼球を動かしたり、耳をひっぱったりなども効果的ですね。
昨今では言いたいことが言えずにいることで舌が固まってしまっている傾向にあるそうです。
舌を動かすことで脳神経を刺激するのも効果的だそうです。
脳神経の中には舌を支配している神経が2つあります。
『舌咽神経』、『舌下神経』
舌が固まると脳神経が適切に働かないため覚醒が保てなくなる。
だから意図的に動かして脳神経を刺激することで
覚醒度をたもつことができる可能性がでてきます。
人間が持つ本来の動きがストレスや緊張により制御されてしまっていることが多いです。
そこを意識的にアプローチしていくことで
人間が進化してきた過程で作られてきた身体の構造をしっかり使えるようにし
不調を改善していく事が根本改善に繋がっていくと私は考えています。
最近私の中でボディーワーカーの藤本靖さんの考えが私の考えと似ていて
藤本さんの本を読ませてもらってます。
とても勉強になり今日書かせてもらった内容も
『肩こりには脇もみが効く』という著書から
引用させていただいてます(^^)